もう一つの電子マネー?「JAL IC 利用クーポン」
2008年3月に JMB WAONカード(JALマイレージバンクのカードと、イオン系の電子マネー、waon が一つになったカード)の情報を配信しました。
このカードには、waon の他にもう一つ IC を利用した機能が搭載されています。それが JAL IC サービスです。
JAL IC サービスを利用すると、「タッチ&ゴー サービス」と言って、事前にWEBでチェックインを済ませ、搭乗手続きのときに空港のカウンターで手続きすることなく、搭乗口に直接行って JMB カードをかざせば搭乗手続きができるという、まるで、駅で Suica をかざして改札を抜けるようなサービスが利用できます。
そして、Suica に電子マネー機能があるのと同様、JAL IC サービスにも、似た機能が備わっています。それが「JAL IC 利用クーポン」です。
ネーミングがわかりにくく、いささかダサい(失礼)のが問題ですが、事前に IC 機能のあるJALのカードやおさいふ携帯にチャージすると、お買い物などに利用することができます。
「JAL IC 利用クーポン」が利用できるのは国内主要空港の店舗、全国のBLUESKY、日本国内のホテルニッコー・ホテルJALシティ、国内主要空港の免税店、JALプラザ有楽町・大阪ショップなどで、かなり限られた対象と考えて良いでしょう。
さらにわかりにくいのは、「JAL IC 利用クーポン口座」の存在です。これはネット上に設けられた口座で、JALのマイルを「JAL IC 利用クーポン」に交換すると、一旦この口座に「JAL IC 利用クーポン」がたまります。
JALのマイルを「JAL IC 利用クーポン」に交換するのは、JALのホームページか、空港などに置いてあるICチャージ機で可能です。
JALのホームページで「JAL IC 利用クーポン」を使用して買い物をする(航空券やツアーなど)場合には、口座に入れたままの「JAL IC 利用クーポン」を使用します。カードやおさいふ携帯に入れた状態ではホームページでは使用できません。
一方店舗で使用するためには、空港などに置いてあるICチャージ機を使って、カードやおさいふ携帯にチャージする必要があります。あまった「JAL IC 利用クーポン」は、再度「JAL IC 利用クーポン口座」に戻しておくことも可能です。
また「JAL IC 利用クーポン」には有効期限があります。お金には有効期限がありませんから、この点で「JAL IC 利用クーポン」は電子マネーではなく、一種のポイント・サービスであることが確認できます。
それでは「JAL IC 利用クーポン」の利用価値は一体なんでしょうか?電子マネーのように利用できる店舗も非常に限られていますし。
JAL IC 利用クーポンの利用価値
思いつくのは、特典航空券に交換する前に期限が来てしまうJALのマイルを「JAL IC 利用クーポン」に交換しておくことくらいでしょうか。そうすれば、JALのホームページでなら、「JAL IC 利用クーポン」を利用して航空券を購入したり、他の商品に交換することができます。事実我が家では、利用しきれないJALのマイルを一旦IC利用クーポンに交換して、さらにワインなどの商品へと交換しています。
特典航空券への交換が15000マイル以上であるのに対して、「JAL IC 利用クーポン」への交換は10000マイルから可能ですので、多少敷居が低く設定されていますし。
ただこれ以外のメリットと言うと…思いつきませんねえ。特に本物の電子マネーである waon への交換も10000マイルからできるようになりましたから、あえて「JAL IC 利用クーポン」に交換する必要がある人はかなり限られるのではないでしょうか。
うがった見方をすれば、「JAL IC 利用クーポン」の電子マネーとしての使い勝手の悪さを補うために、waon と提携したのかもしれませんね。